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ひとりの人間に的を搾り、
その人が共感できる物語を提供できるかどうかにエネルギーを注入しています。
受け手がひとりひとり独立した人間であるという事実を考えると、不特定多数を相手にしたコミュニケーションというものは存在しないような気がします。わたしたちはどんなにマーケットが広い商品でも、常にひとりの人間に的を搾り、その人が共感してくれるストーリーをブランディングに込められるかどうかを意識しています。 ファクトをストーリーに変換することがクリエイティブの神髄だと捉えています。

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わたしたちが所属するコミュニケーション・デザイン業界には、音楽・ファッション・映画業界などで見られる、センスの善し悪しを真剣に議論する文化がもっともっと必要です。“センスの善し悪しの判断は、受け手の好み”で終わらせてはいけないのです。
コンシューマーやクライアントが一目惚れをするようなデザインの色気を創出する事がわたしたちの本来の姿だからです。
アパレル業界での定説を見てみると、時代の半歩先をいくと売れると言われ2歩先だと売れないと言われています。
そして、売れる・売れない依然に、一体何を、どのような形でお客さまに伝えるのかという根源的なエネルギーが、慢性的に不足している困難な時代でもあります。オリジナリティを採用する事は容易ではありません。オリジナルであるがゆえに、前例がなく、リスクが増すためです。しかしながら、半歩先を見据える事をリスクと呼ぶか、あるいはオリジナルと呼ぶかによって認識が大きく変わります。わたしたちは既存の概念にとらわれないアイディアやデザインを、前例のない半歩先の姿を、センスと呼び、常にご提案する事を心掛けています。

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テクノロジーが進化した今、国境を超えてビジネスを遂行するのはもはや当たり前となっています。エージェンシーやクライアントのみならず、少数単位のデザイン会社も、グローバリゼーションを視野に入れなければなりません。
他言語に精通するデザイン・ブティックは、ますます必要とされると考えています。
わたしたちが「お客さま」という言葉を使う時、もはやそれは日本人のみを指す言葉ではありません。わずかなパーセンテージながら、国際経験をもった日本人やハーフ、あるいは日本で生まれ育った外国籍の方々もインクルードされ、その比率は爆発的に増えています。ひとつのデザインや色が、異文化ではどのように解釈されるのかを知った上でコミュニケーション業務に携わる時代がきていると感じています。
